お金は銀行に預けるな~金融リテラシーの基本と実践~ (光文社新書)

与えられた情報や知識を鵜呑みにせず、そこで得た情報や知識と学習者個人の経験との相互作用のなかで、統合された世界を自己に引きつけ、それを主体的に読み取らせるための識字教育として定義される

金融に関する情報や知識を単に学ぶだけではなく、そこで与えられたものを批判的に見ながら自己の金融に対する学習を経験として重ねていくことてまら金融の情報や知識を主体的に読み解くことができるようになること

家計の金融資産構成

日本銀行「資金循環統計の国際比較」

株式と債券のリスクとリターンおよびアセット・アロケーションの基本 山口勝業 2006
幾何平均算術平均を出している理由は?

運用資産の中で大きな現金・預金を持つことは、金融理論からいうと大きな機会損失

35歳 500万円 の20年後
3% 903万円
7% 1934万円
現在の金利0.01%だといくらか?meganii.icon
株式や債券を買わないことで、得られるべきお金を失っている。その目に見えない機会損失の方が実はずっと大きなリスク

多くの人は、通常、利益が上がることによる効用の増加よりも、同額だけ損失を受けたことによる効用の減少の方が大きい

「躊躇」こそが、儲けの源泉

There is no such thing as a free lunch.

タダ飯なんてものはない

オファー価格
市場で売りたいと思っている人の価格
ビット価格
市場で買いたいと思っている人の価格

自分の資産全体の中で、株式に投資する割合を決めること
決めた割合の中で、株式のインデックスに連動した投資信託や上場株式を買うこと

読むのは実は2回目。昔から熱心な勝間さんのファンであった(カツマー)ため、大学生のときにこの本を読んで楽天証券に講座を作り、投資信託を始めた。

今回は改めて知識を整理する上で読み始めたのだが、昔読んだ時と比べて違う発見があって面白い。

今読み返しても、

銀行に預けるのはムダ(本が発売されたときよりも、銀行の金利は下がっている)
投資信託も悪くない
個人投資家機関投資家、市場に勝てない


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